大丈夫

 前日、四か月ぶりに那覇に帰省した私は生憎の雨のなか、母校(高校)の体育館で行われた50周年記念祝賀会に出席した。会場は同期も(校長も同窓会長も同期)ちらほら参加していたが、五十年近くの歴史の卒業生で埋め尽くされていた。同期が同じテーブルに着き、お決まりの祝辞のあと祝杯を傾けながら近況を語り合い、在校生や卒業生の出し物を楽しんだ。 なかでも地元で人気の全国でも知られているjimamaというミュージシャンが歌う「どれだけの道のりを君と乗り越えて来たのだろう・・」から始まる『大丈夫』という曲には、在校生は希望や夢を卒業生は自らの人生を重ね合わせ、心の中に温かな感情が湧きあがったであろう。

 

 夕方になり、ホテルの宴会場で行われる中学校の同期会に出席するため、中学高校とも同窓の子と(とはもう言えないか・・・笑)ホテルに向かった。40年振りの出会いで憶えてくれている子がいるだろうかという不安をよそに、宴会場に着くや否や「何々!」と双方が呼び合い近況を語り合った。中には私のほうが忘れてしまって首を絞められる冗談にもあったが、終始なごやかな時間が過ぎていった。四年に一度のこの会のクライマックスは、思春期の頃に皆が照れまくった恒例というフォークダンス(オクラホマミキサー)で締められた。そして二次会にも参加したが、翌朝の戻りの飛行機が早い私は名残惜しさを胸に早めに席を立った。

 

 今回は短い帰省であったが、思い切って行動したお陰で、地元や全国に散らばり日々のテーマに取り組みながら生きている仲間と出会え、(なかには色々な事情で出席できなかった仲間もいただろうが・・・)新たな生きる勇気を貰えた気がしている。どんな時も『大丈夫!』と・・・

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