サザンとロビン

 サザン・オールスターズが5年振りに華やかな復活を遂げた。昨日の朝刊には四面ぶち抜きの広告が出ていた。同世代だが、若い頃は特にファンでもなかった。初期の頃『愛しのエリー』はよく耳にし歌いもしたが、テレビもない貧乏学生時代。アルバイトそしてコーヒー専門店での修行時代は朝から晩まで仕事で、特に日本のヒットソングには興味は持てず、ジャズやフュージョンなどで心地よさを得ていた。そんなサザンや桑田圭祐に興味を持ちだしたのは50歳前後からで、その頃からの音楽性に自分の人生が重なるようになったのは、お互い齢を取ったのかな・・・

 

 一方のロビン・ロイドとは「いったい誰?」知る人ぞ知る音楽家でアメリカ出身の現在は京都を拠点に音楽活動をしている同世代の人物である。私が音楽療法に興味を持ち、一度その集まりで講座を受けたときに好きになった人物である。その後、今はご無沙汰しているが『パーカッションで遊ぼう』という彼の講座を何回か受けたこともある。『音楽遊人』でもあり定期的に半年くらいアフリカなどの音楽に触れるために世界中を旅しているようだ。今回は10月からインドやネパール方面に旅に出るとオフィシャル・サイトに載せていた。

 

  日本中の期待を背負い復活したスーパースターのサザン、誰にも縛られることもなく(パソコンも携帯も持たないとのこと)自由に音楽に生きるロビンさん。さて、私はどちらのタイプ? 答えはどちらでもないねぇ~あえて言えばロビンさん寄りだが、わたしは私と思いたい。音楽的なスキルがさほどない私は楽しむことしかできません(笑)それが『夢追いライブ』なのです。今後いろいろとユニークで魅力的な方々を巻き込み、面白く変化させていきたいな~

 

  サザンで思いだしたが、アルバイトや修行に励んでいた20代の頃に働いていた店でのこと、親の事業失敗で京都の有名大学を中退せざる負えなくなったサザンファンの秋田県出身の後輩がいた。今も彼の言葉が心に残る「友さんみたいな人は秋田で生活してみたらいい」と。冬場は雪深く外界から閉ざされた生活を強いられる土地柄の人間には、南国リズムの人間が『のほほん』とした生き方に見えたのであろう。実際には同じアパートの別部屋になったこともあり、面倒もよくみたものである。しかし、いま思えば彼の本当の心の傷みは見えてなかったな・・・

 

 今、彼はどうしているのだろう・・・


 

 

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