豊かな森

 宇治川は今日も水量が多い。

 

9月16日の台風18号の影響で京都、滋賀、福井に大雨が降り続いたからだ。大きな水害をもたらした桂川や京都市の中心部を流れる鴨川などはもう普段の緩やかな流れになっている。しかし、宇治川はあれから二週間経つというのに、まだまだ多くの水を下流へと運んでいる。

 

それは、上流に日本一の水甕である琵琶湖があるからだ。琵琶湖がいかに京都、滋賀、福井にまたがる山々から流れ込む水で豊かであるのかというのが実感できる日々である。

 

地球温暖化でゲリラ豪雨や台風の大型化、竜巻の多発が叫ばれている。しかし、先日の豪雨でも雨水がいっぺんに琵琶湖に流れ壊滅的な被害を起こさなかったのは、豊かな木々や山々の土が流れる水を可能な限り地中へと運び、じっくりと染み出すように調節してくれたからではないだろうか・・・  私も反省なのだが、日本の人々はそんな木々や山々に感謝しなければいけないな~

 

 

先進国がそうさせているのだろうが、アジア、南米、アフリカなど経済発展の為に安易な森林伐採が続いているという。二酸化炭素を吸い、酸素を吐き出し、豊かな命の水を生み出し、生命を育むのは森林である。

 

 

どの段階で人類は気付くのかな~  豊かな地球を次の世代に渡してやりたいな~

 

 

 

 

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