学びの秋

 学びの最高峰である西の雄は京都大学と言っていいだろう。その宇治キャンパスが住まい近くの黄檗(おおばく)にある。去る19(土)、20(日)にはキャンパス公開があり、研究室や講演など39ヶ所をスタンプラリーで廻れるイベントがあったので、時間の空いてる土曜日のほうに行ってみた。

 

限られた時間なので「ブータンヒマラヤ地域の地震災害軽減をめざして」「生活を支える植物の力(パワー)-きれい、おいしい、みんなの元気ー」「プラズマって、なに?」という各40分の講演と他に3か所しか見学できなかった。スーパーコンピューターを目にした時は驚きの瞬間だったし、ゲノム、遺伝子、原子、陽子、中性子、プラズマ、防災など刺激的な言葉がでてくる研究室でおこなっているテーマはさすがであった。ホッとするところでは、農学研究科の材鑑調査室で木の香りに包まれながら木材の標本の見学もあった。

 

 

この齢になっても学ぶことが刺激的で楽しいと思える。音楽やスポーツそして遊びに夢中になっていた思春期、それはそれで楽しく現在の自分の礎になっている。しかし、もし、あの時代にこんなキャンパス公開を経験できていたら、今頃は科学者になっていたかも知れないな・・・いや、やっぱり興味の質や方向性が違うし無理かな(笑)

 

 

講演会の中で言っておられたが、私が中学生だった1970年頃の世界人口は37億人程だったのが、その40年後の現在は70数億人(今現在のリアルタイムサイトをみると71億4千万人を超えている)になっているそうだ。そして、40年後は・・・人口減少が起きている日本ではなかなか実感できないが、何と100億人突破する見込みもあるとのこと(驚)

地球資源そして食料、多様な生物等どうする?「どうせ私は生きていないや」と未来のことは研究者や政治家だけに任せる?いや私達ひとり一人が小さな日々の行動を起こさなければ、子や孫そして脈々と続くと思っている人類に残せる豊かな地球はないかも・・・

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