自分の音

 今日は新年の三日目である。快晴で暖かく、三が日の中では最高の初詣日和となり、 お昼は地元にある宇治上神社をお参りした。

 

さて、昨日のこと、午後三時すぎに何気なく携帯のテレビ画面を観ながらNHKのEテレに合わすと、子供(男の子)がピアノの前でごそごそとしている。母親と思える人が「無理に弾かせないようにした」と笑っている。たぶん自閉症の子なのであろう。別の場面ではダウン症と思われる女の子がダンスを楽しそうに踊っていた。

 

傍に画面の大きなテレビのない場所のことで、なかなかハッキリしなかったのだが、どうも即興音楽を自由に奏でている番組のようで、小さな画面に見入ってしまった。番組が進むにつれ内容が明らかになってきたのだが、その即興演奏をしているのは『音遊びの会』という団体で、ロンドンの即興音楽専門のライブハウスでの公演の場面があったり、日本のホールでの聴衆も参加する楽器持参の公演場面もあった。代表の女性の話や、サポーターなのか?『あまちゃん』のテーマ音楽を作ったギタリストの大伴良英の語りの場面もあった。

 

その中で、誰の言葉なのかはっきりしなかったのだが、「人は皆、自分の音を持っている」というコメントが今の私の心に沁み込んできた。バンドを組んだりソロで音楽を練習して発表するのはとても楽しい。そして、皆がそれぞれの思いで、楽器や声や目の前の物で音を出し、自由にコミュニケーションをとる即興演奏も病みつきになる。

 

なんでも日頃から強い思いを持ち続けていると、ひょんなタイミングで求めている情報に出会う。正月早々にこんなことが起きるなんて!だから人生は面白い。

 

自宅に帰り『音遊びの会』で検索するとヒットした。また再放送があるようだ、今度は大きい画面でじっくり観よう・・・

コメントをお書きください

コメント: 3
  • #1

    律子 (月曜日, 06 1月 2014 23:22)

    友サンタさんってこんな方だったのですね(^_^;)本当に初めまして!って感じです。
    私が小さい頃できなかったピアノを娘が続けてくれ音楽の先生、障がい児支援センター、そして今は嫁ぎ先の自宅で(熊本)個人レッスンをしています。
    友サンタさん、音楽を通してたくさんの人との出会いがあって楽しい人生を送ってますね。
    私も「音遊びの会」観てみよう・・

  • #2

    ともさん (月曜日, 13 1月 2014 14:46)

     昨年の秋に、地元のフォークコンサートに仲間と初めて出演しました。
    その中に、五十代後半でギターを始めて、今回還暦すぎて初出演されて、
    皆さんの感動を誘った男性がおられました。

     子供さんを立派に育てられた今、あの頃の夢を実現させるために
    ピアノを始められたらどうでしょうか? 
    初めはご家族の協力は得られないかも知れませんが・・・
    数年後に発表会をする目標をたてて練習に励めば、娘さんをはじめ
    回りがどんどん動きだすような気がしますよ(^O^)

  • #3

    律子 (水曜日, 29 1月 2014 01:05)

    そう・・ピアノがじょうずになりたくて、娘と一緒にピアノも居なくなったので寂しくてキーボードまで買ったのに今は・・・(-_-;)
    本を買って何度か練習はしたのですが、私も「やかん」です(^_^;)
    きちんと先生につかないと続きませんね。

What's New