憧れ

 人は人生を歩んでいくために、指針となる人がいると生きやすいと思う。前回とり上げた絵本作家や同世代の(もっと若い世代も含め)色々な分野で自分のライフワークに取り組んでいる人々のことを知ると、生きるためのモチベーションが湧く。

 

また、さらに年上で自分の興味にリンクする人が、懸命にそして楽しく自由に世の中に貢献する姿は、自分の生き方を改めて見詰めさせ正してくれる。

 

先日、録画しておいた『SONGS』と言う番組を観た。ことし喜寿(77歳)になった加山雄三氏の特集である。国民的スターで、私の年齢より上の人はファンも多いだろう。私も7歳年上の兄と少年の頃、映画の若大将シリーズを観た覚えがあるし、『君といつまでも』『お嫁においで』やエレキギターを弾きながら歌う曲には心を躍らせた。(その姿を観て兄はギターを始めたし、その兄を見て私はギターを始めた)その後、進学で京都にでてきてからの二十代から今日までに3~4回は彼の京都や大阪でのライブに足を運んだ。その上CD、ミュージックビデオ、楽譜、著書もそれなりに揃えた時期がある。(因みに、全国ツアーは今回で終了し、80歳から自分で設計した、すべて自然エネルギーで動くエコシップを造船し、世界の七つの海を制覇するそうだ(驚!!))

 

ここで、彼の波乱万丈な人生を長々と紹介してもしょうがない。ただ、彼が歌う『海その愛』や『MYWAY』には感動する。歌や演奏には(どんな分野でも、人が創作するものはすべて)その人の人生が在りのままにでてしまう・・・ 先日のブログに高校生で人生の意味もわからず、みんなの前でMYWAYを歌ったことを紹介したが、今は逆にこの年齢でもMYWAYは恥ずかしい。還暦になっても同じだろう。私が喜寿を迎えた時、自身をもって歌えるだろうか?そしてバンド仲間は喜んで演奏してくれるだろうか?家族や友人は聴いてくれるだろうか? 残り20年ほどで答えがでる・・・  


生かされていれば だが(笑)

 

 

 

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