秋の実り

 昨日はバンドで出演予定の野外ライブが、雨天の予報で(前日に早々と)中止になった。

 

この所、ライブをよくこなし、少々乗っていたので非常に残念である。実は私の舞台での容姿は、ライブを観た友人や同僚に言わせると、憧れの加山雄三には程遠く、月亭可朝にそっくりと言われた(泣笑) 今回は観客を盛り上げるための選曲と、どうやら少し派手目のアロハというか、かりゆしウエアーというか、そのようシャツを着て、草色のハットで舞台に上ったのが原因だろう(お笑い系かいな) 実は、しっとりとジャズやバラードも歌えるんですよ~(ホンマに)

 

さて、秋は色々なイベントがあちらこちらで行われている。今日はライブが中止になり時間が空いたので、一番手ごろな地元開催のスタンプラリーに、午後から雨の合間をぬって行ってきた。参加した健脚コースは宇治の名所を22ポイント約13.5㎞で行われ(因みに基本コースは10ポイント約4.5㎞)たが、遅めの出発で時間が足りないので、5ポイントを後日に回した。今回の中で最も奥にあるのが、白川という地域にある白山神社なのだか、それよりも通り道にあった小さな美術館が気になって、ポイントでのスタンプも早々に済ませ、道端で旬の味覚を買い求め、美術館に足を運んだ。

 

それは、水原房次朗 蔵美術館と名乗り、白川で古くから製茶業を営んでいた藤川市左衛門という人物の、300年前の蔵を美術館にしたものだった。その小さな美術館に入ったとたん、身も心もとろけるような温かな空気に酔ってしまた。絵の温もり、照明の温もり、長い年月を経た蔵の美術館の温もり・・・ そして接待する今は亡き画家の息子、娘の温もり・・・

 

身体は疲労していたが、『秋の実り』というか、『歴史の実り』というか、これが次世代に引き継がれる『人生の実り』というものに触れたせいか、心がポカポカとして帰りの足どりは軽かった・・・

 

 

 

 

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