原作と映画

『虹の岬の喫茶店』という森沢明夫氏の小説を読んだ。

 

いま映画館で公開中の『ふしぎな岬の物語』の原作で、特に吉永小百合ファンではないのだが、美味しいコーヒーと海が出てくるというので観たいと思った。2週間ほど前のことだが、本屋に行くと、その原作が文庫本で並んでいたので、それなら「読んでから、映画にしようかな?」ということで読むことになった。

 

作者は私より一回り以上も年下ではあるが、なかなか私の心を鷲掴みする術を持っている(笑) コーヒーと海だけでなく文中の各章を素敵な音楽仕立てのストーリーにしているのが心憎い!小説やラジオというのは映像が無い分、脳の細胞が活性化して想像力が旺盛になる。自分自身で文字や言葉から、その場の情景を描くことは、とても素敵なことと思うのである。

 

しかし、それだけに原作を基につくられた映画やテレビ番組を観るのは怖いものだ。制作会社や監督、スタッフの作品に対するそれぞれの受け取り方や、計算が映り出されてしまうから・・・ 

 

人は同じものを見(観)ても、聞(聴)いても感じかたが其々に違う。受け取る人の歩んできた道に沿って、物事を理解したり判断してしまうのだ。つまり、そこに勝手な共感や批判が生じるのであろう・・・

 

だから、逆に人目を気にして仕事をしたり生きることは、平均という鋳型にはめ込まれ個性が失われて、辛い生き方になりがちになるのではないかな・・・? 人それぞれが自分の人生という作品を創れたらいいな~  人は根底では誰しも繋がっているのだから、きっとそのほうが、批判より共感を呼ぶと思えるのだ。

 

コーヒーと海と音楽を作品にするなんて!! 私には共感だらけ!!!(笑)

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コメント: 2
  • #1

    石原美沙子 (日曜日, 23 11月 2014 10:59)

    ミサコ
    2012年からのブログ読みました。メールは慣れていないので、携帯の方がやりやすいです。なにしろパソコンもひらがな打ちしかできなかったので・・・・
    とにかく人生楽しんでますね。その調子で頑張つて。
    インターネット始めたばかりなので、慣れなくて疲れます。ゆっくり、ゆったり慣れて慣れていくので、このへんで。

  • #2

    ともさん (日曜日, 23 11月 2014 21:04)

     おめでとうございます!
    いつの日か、ホームページを開設してください。

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