昨日は息子の高校卒業式だった。式が終わり会場の体育館を出ると雪が舞っていて、三月とはいえ無茶苦茶に寒い日だったので、式典中は皆震え上がっていたようだ。
立派な卒業式だったが、終盤の『仰げば尊し』斉唱では吹奏楽部の素晴らしい演奏の割に学生の歌声が小さく、内心(なんか盛り上がらんな~♪と・・・)残念に思った。しかし、良く考えてみると、現代の学校の環境や設備に慣れ親しんでいる学生からすると、古めかしい歌詞の内容が脳裏に描けないで当たり前か~・・・
私は今から41年前に日本復帰3年目になる年に、那覇市で県立高校を卒業した。10期生で当時はまだ体育館がなく、グランドか校舎の各教室の(取り外し可能にしてある(笑))壁を撤去して、行事を行っていた。所属していたバレーボール部の活動も当然グランドのコートなので、沖縄の太陽の下で顔は真っ黒になり、ユニホームは泥んこになって、まるで野球部かサッカー部のようだったが、それでも常に県大会では優勝争いをしていた。(私は常に補欠だったが(笑))
勉学でも部活でも芽が出ない私だったのだが、唯一活躍の場があったのは文化祭。以前にも書いたが、音楽好きな仲間とのライブであり、そして二年生での演劇大会では『かぐや姫』を喜劇にして、その主役に抜擢された。
なかなか芽が出ない人生のようにみえても、人は其々に何か必ず天分があるように思う。勉学(ただ勉強をしようとしなかっただけ?(笑))でも部活でも芽がでなかった私の活躍の場が文化祭だったのに気付かせ、導いてくれたのは学友達だったのだ。 私の育った環境が南国の上に、緩い時代だったかも知れない。それでも誰でもどんな形でも、高校生活は人生でいちばん感性の磨かれる時代と思う・・・
当時体育館がなく、各教室の壁をぶち抜いて完成した特設劇場! 天井が低いし柱がまる見え~(笑)
息子も部活では芽が出なかったが、私と違って勉学には励んだ。きっと、私が反面教師になったのだろう(笑)
そして三年間、無遅刻、無欠席の皆勤賞を授与されたことは、学友達に支えられ達成できた素晴らしい天分の一つだと思うのである・・・
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みさこ (土曜日, 05 3月 2016 14:41)
卒業おめでとう。ついこのあいだ保育園の卒園式だったのに、もう高校卒業なんですね。たしか友さんの作詞を園長が作曲して卒園式に披露したという記憶があります。無遅刻、無欠席なんて、きっと高校生活が楽しかったのでしょうね。
ともさん (土曜日, 05 3月 2016 20:48)
時が経つのは早いですね~
自分の卒業も、ついこの前のような気がするのに・・・
人間、体の動くうちにやりたい事はやらねば! ね~
律子 (火曜日, 15 3月 2016 11:56)
息子さん、卒業おめでとうございます。
息子さん進学なら、友さんももうひと頑張りですね!
誰かが言ってましたね(^^)「元気があれば何でもできる!」って(^^;
今の60代70代は若くて元気です!まだまだ頑張れます(*^^)v
ともさん (水曜日, 16 3月 2016)
ありがとうございます。