若者の叫び

 美しい海岸線の写真は、2007年9月5日付けで、今年3月に逝った友人がまだ元気な時に写メールで携帯に送ってきたものを取り込んだものだ。沖縄本島の中部から北部にかけての西海岸の何処かで撮影したものだろう・・・

 

明日、沖縄は慰霊の日だ。これについては、過去に何度か取り上げているのでここで詳細は書かないが、先日、沖縄では県民大会が開催された。翌朝、購読している全国紙のトップにその記事が掲載され、その関連記事の中で若者が壇上で発表した内容を読み、インターネットで検索して、その様子の動画を観たのだが、その言葉が胸に突き刺さった・・・

 

京都での生活も40年近くになった。時々、帰省して親、きょうだい、友人達と会い楽しい日々を送ってはいたのだが、私はこの歳月に沖縄のために何をしてきたのだろう・・・

 

前回紹介した『沖縄現代史』を読み終えて感じたことは、「知らないこと、目を向けなかったことが多すぎた!」ということだ。戦後71年、生まれて60年近くの出来事であるが、アメリカと日本の政府相手に多くの方々が基地と経済の狭間で懸命に闘っていたのだ・・・

 

これからの沖縄、日本、世界各国の若者たち、そして家庭の子供たちに、我々の世代は何を残していけるのだろう・・・

 

戦争、環境破壊、貧困などの困難な問題を先送りしていたら大変なことになる、素晴らしく尊い命を繋げていかなければ・・・

 

 

童神(わらびがみ)

 

天(てぃん)からの恵み 受きてぃ此ぬ世界(しけ)に

 

生まりたる産子(なしぐわ) 我身(わみ)ぬむい育てぃ

 

 

 童神

 

天からの恵み 受けてこの地球に

 

産まれたる我が子 私こそがお守りして育てる

 

 

上記の詩は、先日の沖縄県民大会のオープニングで、古謝美佐子氏が三線を弾きながら唄っていた『童神』の歌詞の入り部分である。

 

 

 

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