平和の島での元旦

年末年始は故郷(生まれ故郷ではないが)の沖縄で過ごした。京都に出て四十年余、両親が生きていた時には、職業がら数度しか正月を沖縄で過ごせていない。「親不孝だったな~」と思いつつ実家の仏壇の上に飾られている両親の写真を見ていると、なぜか心が和む。やはり「姿が無くなっても傍にいてくれているのだな~」と感じるひととき・・・

 

めでたい年末年始はきょうだい四人の家族が集まり賑やかに過ごした。甥や姪そしてその子供たちの姿を眺めていると、確実に次の世代の時代が来ていることを実感する・・・

 

元旦の朝は身体がなまると、7つ上の兄と那覇市若狭にある波上宮(なみのうえぐうhttp://naminouegu.jp/)まで片道3キロぐらいの距離を歩いて初詣に出かけた。ここは、今の実家の以前に住んでいた家から1キロくらいの距離で、小学生高学年の頃は友人たちとの遊び場のひとつだった。18℃程度で歩くにはもってこいの気温の中、いま住む京都同様に観光客と思われる人々の中には中国人と思しき人々が多数見受けられた。やはり中国パワーは凄いのだな、帰り道に孔子廟というのを久米(琉球王国の文化文明に貢献した中国人が住んだ土地)辺りで見かけ「そう言えば遠い昔に漢字、仏教、多くの文化は中国を通して日本(沖縄も本土も)にやってきたのだ」と改めて思った。

 

未だ米軍基地の多い沖縄だが、元々は平和で芸術芸能などの文化をこよなく愛した平和の島である沖縄だ、拝殿では世界平和と家族やきょうだい友人知人の健康と幸せを祈った・・・

 

 

 

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