エネルギー補充

今年もナベサダのクリスマスライブに行って来た。今回は大阪ではなく、住まいの隣街である城陽市だったので気軽な行き帰りであった。

 

昨年のブログ(12/24付)にも載せたが、今年80歳になったナベサダである。ライブのタイトルは ’’ Be Bop the Night  `` である。ナベサダのファンになった経緯は昨年のブログに載せたので省くが、多少なりともジャスを聴いていたにも関わらず、Be Bop の意味が解らなかったのである。

 

さっそく、自宅に戻りインターネットで検索してみると、それまでのジャズのスタイルであったスイングジャズから、1940年代に自由な即興演奏を取り入れたスタイル(モダンジャズ)のことを言うそうである。ナベサダが語っていたが、彼がジャズを始めた頃に必死に練習したのが、Be Bop の先駆者である偉大なサックス奏者のチャーリー・パーカーなのである。

 

前回のブログに載せた竹内栖鳳はそれまでの日本画に西洋画のスタイルを取り入れたし、チャーリー・パーカーは自由な即興を取り入れた。どちらも周りからはそれまでの伝統を重んじ批難されたが、自分を信じ取り組み続けると周りが動き出し、それがスタンダードになっていく・・・

 

私がナベサダのファンになった頃、彼はそれまでのスタンダードなジャズにアフリカや南米のサウンドを積極的に取り入れて(恐らく日本のジャズ界は酷評したのではないか?)、オリジナルな曲作りで全国を回りジャズ界にしては脅威的なヒットを続けた。

 

今年のライブはクインテットでの演奏であった。それにしても、アメリカや世界で活躍する脂の乗った素晴らしい奏者を従えての毎年のツアーである。何故そんな一流の彼らが付いてくるのか?恐らくナベサダは年齢的にもスキルの下降は感じているのではないかとは思う。しかし、それを補っているのは弛まない練習と目標意識そして誰をも引き付ける明るさなのであろう。

 

そんなこんなで、今年も勇気と生きるヒントを頂いたナベサダであった・・・

 

 

 

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