私なりのクリスマス・ライブ

 先日、クリスマスライブをしてきた。

とは大袈裟で、実は高齢者施設のデイサービスでリクレーションのボランティアをしてきたのだが(笑)

 

10月にフォークコンサートに出演したバンド宛てに、主催をした福祉サービス公社から1週間にわたり、代わる代わるの依頼があったからだ。私のバンドメンバー3人のうち、その期間に時間の都合がつくのは私だけであった。暫く迷ったが、11月のブログで取り上げたライフワークのためにも良い機会と思い、ソロでの出演で申し込んだ。

 

デイサービスでの歌と演奏のソロでのボランティアは今回が初めてではない。十数年前に我が街でボランティア登録をして、月に1度、2年間ほど通った経験があったのだ。とはいえ今回の施設は初めての上、かなりのブランクがあったのでそれなりの緊張を抱え(ギターも抱え)たコンサートであった。

 

45分間の受け持ち時間があったので、やはり事前に入念な構成を考えなければならない。利用者さんの平均年齢や男女比を公社に問い合わせたり、バンド仲間に老人施設で好まれそうな曲などを問い合わせたり、あとは自分の過去の経験を掘り起こし、昭和歌謡を中心に構成してみた。

 

①太陽のあたる場所(スティービー・ワンダー)の曲を自分なりの和訳。いつもライブのオープニングに歌っている。

 

 ※ここで語りを入れ、事前に施設側に歌集を用意してもらっていた3曲それぞれに、マイクを持って唄いたい人を募 

 ってみた。予想通りお互いにまだ初顔合わせの上、信頼関係ができてないので手が挙がらない。そこで先に進んで 

 クリスマスソングなどを3曲入れてその後に再度募ることにした。

 

②ホワイト・クリスマス(ビング・クロスビー)自分のキーを合わせてなかった(>_<)

③見上げてごらん夜の星を(坂本九)馴染みの曲で利用者さんの心が解れてきたのを感じられた(*^_^*)

④涙そうそう(森山良子、BEGIN、夏川りみ)歌ができた成り立ちを説明してみた。

 

 ※ここで再度、唄いたい人を募ったら機嫌よく手が挙がった。

 

⑤この世の花(島倉千代子)車椅子の女性が唄ってくれた。(もちろん皆さんも)色々な思い出があるのだろう・・・

⑥君といつまでも(加山雄三)明るそうな男性が唄ったが、セリフは照れたので別の男性へバトンタッチ(*^_^*)

⑦いつでも夢を(橋幸夫、吉永小百合)さすがにデュエットする人はいなかったが、合唱で最大に盛り上がった(^O^)/

 

 ※ここで昔、年末に帰省した情景を思い描いてもらい、次の曲の紹介をした。

 

⑧ホームにて(中島みゆき)昭和時代の日本の帰省の情景、少しシンミリしすぎたか(>_<) 設定したキーよりもう 

             少し上げないと自分なりの感情移入ができないのを発見!

⑨カントリー・ロード(ジョン・デンバー)アメリカなりの帰省の情景。明るいテンポに皆さんが乗る(*^_^*)

 

⑩かりゆしの夜(BEGIN)イヤサーサー!テイーリ!シターリ!などのはやし声やカチャーシを事前に説明して、 

              利用者、職員全員がノリノリで最高潮!!

 

 いよいよラストソング

 

⑪また逢う日まで(尾崎紀世彦)名残りを惜しむように合唱して終わりm(__)m

 

 何とアンコールの大合唱!!(*^_^*)  再び 『いつでも夢を』 で盛り上がって終わり(^O^)/

 

 

全日程が終了し福祉サービス公社からお礼のメールが入った。皆さん大喜びで歌いすぎて疲れが出ないか心配するほど楽しまれたとのことだった。(施設の利用者及び職員の皆さんも演奏側を乗せ上手!!)私の担当した日はどうだったのであろう?そんな思いの中にも自分なりの成長は感じられた。十数年前のボランティア時代に比べ、状況を見渡し利用者からの呼びかけを『待つ』ゆとりができたかなと実感しているのである。公私にわたる日々の生活、音楽療法との係わり、バンド仲間とたまに行うライブ、どれもが無駄ではなかったのかも知れない。色んな曲を掘り起こし、次は色々な職場や若者そして子供の中でも取り組んでみたいな・・・

 

 

 

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    むっちゃん (土曜日, 28 12月 2013 18:04)

    ともさん、すっかりご無沙汰して申し訳ありません!

    ともさんの居酒屋ライブをと思いつつ・・・今日に至る(泣)
    来年はぜひ企画したいと思っています。

    それにしても、ご活躍のご様子、とても嬉しく思います。
    デイサービスは私の母もお世話になっている所なので自分ごとのようです。

    私は忙しさの合間をぬって「永遠の0」の映画に行ってきました。
    原作を読んで感動したので、期待せずに映画も観て見たいと・・・
    あの大作をたった2時間半ほどでどのように表現しているのか?と。
    そしたら、予想外に良かったです。。。
    友人と二人、泣きっぱなし(笑)
    いつの時代でも、美しいものに人は感動するのではないでしょうか。
    それは人自体が美しいから、だと私は思います。
    美しさとは、=綺麗 というだけではなく、醜さも美しいものだと思うのです。
    全てを包み込む美しさが人にはあるのではないでしょうか。。。
    なーんて、ともさんのブログで勝手なほざきを、失礼しました(笑)

    今年もお世話になりましたね~♪感謝、感謝!
    30日まで仕事は続きますが、片付けや掃除をしなながら気ままに働きたいと思います。
    来年もどうぞよろしくお願い致します!!!

  • #2

    ともさん (日曜日, 29 12月 2013 00:20)

    「永遠の0」ですか~ 実は手元にあります。読めてませけど(>_<)
    しかも、11月の始めに沖縄から連れて帰りました・・・
    その訳は? 年末年始に読破してからね~
    では、良いお年を!!!

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