平成最後の大晦日

今年は義母と分担しておせち料理を作っている。義母も85歳になり、いつも自分の領域だと奮闘して作っていたが、今年は怪我で一時期は弱気になって、おせちは外に頼もうかと言っていた。しかし、持ち前の負けず嫌いで復活して、おせちを作ることになった。負担軽減の為に一部の料理を私が作ると宣言したものだから、年末年始の休みの今日一日くらいは時間を拘束されても良いのだと自分を納得させているという具合だ(笑)

 

見た目はちゃんと修行した京料理人のようにはいかないが、鰹節、昆布、干し椎茸でしっかり出汁を取り旨味を凝縮させているつもりだ。十数年まえに他界した母が料理上手だったこともあり、私の味覚はかなりしっかりしているという自負はある。さらにコーヒー専門店で師匠に叩き込まれた味のバランスは、ジャンルは違うが味覚という点では優れたものになっているような気がする。

 

修行時代から自営時代、そして工場給食時代から今の和食中心の保育園給食での調理も、すべてが無駄になっていないのは「美味しい!」という言葉に支えられているからだと思う。

 

昨年の大晦日は沖縄で病気療養中の上の姉の自宅で、その家族やきょうだいで賑やかに過ごした。そして、年が明け三月にはその姉が他界した。今年も多くの方々がこの世を去ったが、特に樹木希林さんの死は同世代の亡き姉に重なる。一回り上の姉の齢になるまでに私は何ができるのであろうか・・・  辺野古の海への土砂投入は、自分の心が埋め尽くされていくようで重たくなる・・・

 

何はともあれ、3時には美味しいオリジナルコーヒーを淹れていっぷくしよう!そして、煮物を完成させて明日の朝には重箱に詰め、家族で義母宅へ年賀へ・・・   

 

今年は喪中のために年賀状は出せませんが、頂いた方々には少し遅れて寒中見舞状を送らせて頂きます。

 

いつの時代も、人は一人では生きられませんね!  みなさま、良いお年をお迎えください!!!

  

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